稲荷様は平穏に暮らしたい感想文リンク
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無題
前話で頼まれた水不足対策のお話。村人から雨乞いを頼まれますが主人公はより現実的な提案を行います。真面目に考えててえらい。一応雨乞いも全く効果がないわけではないそうですけど、晴れの日に焚火をしても効果はないでしょうな。
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まずは飼い狼と共に水脈探し。狼にそんな能力があったのか。水辺ならまだしも地下水は無理じゃないかな…。ちなみに温泉業者と井戸掘り業者曰く、日本国内ならひたすら掘り続ければどこでも水が出るそうです。なので雑な水脈探しでも問題ないのである。但し水質については気を付ける必要があり、密集した住宅地なんかだとほぼ100%汚染されているらしい。昔の水質検査なんて魚を泳がせる程度しかできないので、大丈夫かどうかは実際に飲んでみるしかありません。今回は誰も病気にならなくてよかった。
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そして素手で井戸掘り。これが神の所業…!フィジカルチートすぎる。現代日本でも通用するでしょうねこれ。魔法みたいな存在があると科学が発展しないという話も頷けます。
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最後に揚水機製作。釣瓶竿が主流だった村に滑車を伝授します。滑車は紀元前の頃から存在したものの、それが隅々まで普及してたかどうかは別問題。当然のことながら製作難易度が上がるためすんなりとはいきません。それは中身JKな主人公も同じなので一緒に試行錯誤。職人だけあって習得するのは早いですね。現地民が有能なところを見せてくれるのすき。
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掘削後職人たちの頑張りによって目出度く完成。主人公の活躍が村中に広がり威光が高まっていきます。こうして稲荷教徒が増えていくのであった。